ブドウ栽培をしていると、季節ごとに「小さな奇跡」が訪れます。
その中でも、休眠接ぎ木からの新芽の発芽は、毎年の作業の中でも特別な瞬間です。
今年も例外ではなく、接ぎ木した枝からようやく新芽が顔を出しました♡。
写真のように、まだ小さくても力強い生命力を感じます。
■ 休眠接ぎ木とは
冬の休眠期に穂木と台木を接ぎ合わせ、春の芽吹きとともに成長させる技術です。
- 寒さで活動が止まっている時期に作業するため、癒合が安定しやすい
- 春の芽吹きに合わせて一気に成長する
- 品種更新や高接ぎに最適
取り組んでいる“高接ぎ”にも通じる、ブドウ栽培の奥深さが詰まった作業です。
■ 新芽が動き出すタイミング
接ぎ木後は「本当に芽が動くのか…?」と毎日そわそわします。
しかし、芽が膨らみ、ついに緑が見えた瞬間、すべての苦労が報われます。
今年の芽吹きは例年より少しゆっくりでしたが、
その分、芽が動き出した時の喜びはひとしお
■ 新芽が出たら気をつけたいポイント
- 乾燥させない
接ぎ木部分が乾くと癒合が遅れるため、テープの密着や水分管理が重要。
- 直射日光の急激な当てすぎに注意
特に接ぎ木直後の若芽は葉焼けしやすいので、徐々に光に慣らす。
- 風による揺れを防ぐ
芽が出たばかりの時期は、支柱で固定しておくと安心。
- 芽かきの判断は慎重に
主芽がしっかり伸びるまでは副芽を残して保険にするのも手。
■ 今年の成長に期待
新芽が動き出したということは、接ぎ木が成功した証。
ここからは、枝の伸び方、葉の展開、活着の強さなど、観察ポイントが増えていきます。
ブドウ栽培は「待つ時間」も楽しみのひとつ。
今年の成長がどんな姿を見せてくれるのか、今からワクワクしています。
■ おわりに
休眠接ぎ木は、技術と経験、そして少しの祈りが必要な作業です。
だからこそ、新芽が出た瞬間の喜びは格別。
これからも、接ぎ木の経過や成長の様子をブログ「美味しいぶどうができるまで」で記録していきます。
同じようにブドウ栽培に挑戦している方の参考になれば嬉しいです。

